
待ちに待った五稜郭まちなかオープンテラスの1日目が終了しました!
今回はそのレポートとビールを飲む際の注意点を中心に書いていきます。バーテンダーは美味しいお酒に詳しいだけではなく、アルコールが身体に及ぼす影響やその解消法も知っています。その知識を共有出来ればと思っています。
とはいえ、レポートと言ってもN2が忙しくて店から離れられず、他の会場は見れてません(;’∀’)
ですが、函館市民がこうして外出してくれていることに意味がある気がします。
世間は五輪!話題に事欠きませんが、落ち込んだ地方の活性化もこれからの大きな課題なので北海道でも函館は元気だなぁと観光客に思わせるのも重要かもしれません。
オープンテラス席で真夏のビール

夏の暑い日は冷えたビールをがっと飲んで暑さを吹き飛ばして気分爽快!というのは日本人の多くの大人が楽しみにしている夏の風物詩ですね。
身体には毒であるアルコールを身体には適していないほどの低温で大量に飲む。なんて不健康なことでしょう(笑)
そうまでして乗り切りたいほど日本の夏は厳しいですし、今年の北海道は特に暑くなりそうですね。7月の直近の最高気温で30℃超えは函館にしては珍しいと皆言っていますね。
函館は8月に一度、暑い時期(といっても1週間くらい)がやってくるのが通例。ファイターズの試合も数年ぶりにあるみたいですし、熱中症や日焼けに注意して活動していきましょう!
現場崩壊したN2

結果から言います
お客さん来すぎてお酒が空になりました。
とても嬉しい悲鳴ですが、予想を超えるご来店を頂き、ありがとうございました。
ケバブサンドや焼きそば、知内産牡蠣は終盤売り切れ。ビール樽はふたつが空で瓶も全消費。酒屋さんから急遽配達してもらってもさらに出るというビールフィーバーでした!
予想を超え、ビールがなかった時間帯に来たお客様は申し訳ありませんでした。
全ては準備段階から始まっていた事態なので、イベント当日の来客予測、物の補充はマスターの裁量次第。2日目はがっつり補充しています!
久しぶりにへとへとになりましたし、前年以上の忙しさで他の参加店を楽しむ余裕がなかったのは残念!2日目に余裕があればどこかに顔出したいですね。
冷えたビールの飲みすぎの注意点

さて、本題②は冷えたビールを飲みすぎることの影響です。
ビールサーバーを通したいわゆる生ビールは冷えていて美味しいですよね?私も久しぶりに生ビールを飲みましたが、暑い日はまぁうまい!ビールはあまり得意ではないのでそれほど量は飲みませんが、好きな人はぐいぐい飲んでしまうのでしょう。
ですが、ビールに限らず冷えた飲み物を夏に飲みすぎるとどうなるのか?
・内臓が冷える
最近はどこの施設に行ってもピッピッと体温が測られます。日本人の平均体温はだいたい36.89度らしいです。誤差はありますが健康な人はこの近似値でしょう。
体調を崩すと体温は上がったり、寒くて下がりすぎても人間は正常に行動できません。
冷えた物を飲むことで液体が喉を通って胃に行きますが、通るまでの食道や胃自体がそれで一時的に冷えてしまいます。そうなると内臓は元の体温に戻す活動を始めます。
この熱を出す行動は胃の消化や分解より優先して行われるため、本来の胃の機能が下がってしまいます。仕事で上司に自分の業務と無関係で無茶な仕事を振られたら本来すべき仕事なんて捗りませんよね?
・出した熱が喉を乾かす
人体がせっせと正常な状態に身体を戻そうと活動していますが、熱を出すことで食道から上がってきた熱が喉に当たり、喉を乾かすというマッチポンプ的な状況が発生します。
これは自分で制御できない人体の「反応」なので、冷たい物を飲む→身体が冷えた胃を暖める→熱が食道を伝って結果喉が渇く→また冷たい物が飲みたくなるというのを無限に繰り返す悪循環に陥ってしまいます。
・水分の過剰摂取
上記の悪循環に陥るとまた冷えた物が欲しくなりますが、摂った水分は尿として排泄されます。この時、尿と一緒に塩分(≒ナトリウム)も排泄されます。
摂る水分に塩分が含まれていれば良いですが、無いもしくは少ない場合は排出される塩分が多くなり、血液中の塩分濃度が薄くなってしまいます。こうなると低ナトリウム症や脱水症状となり、身体に異常をきたします。
泥酔とは異なるアルコール過剰摂取による病状の一例ですね。
脱水症状や夏の飲みすぎを防ぐには塩分を意識して摂ることと、夏というより通年通してでもおススメの飲み物は温かいお茶や白湯ですね。あとはスポーツドリンクもナトリウムが含まれているので普段スポーツしない人もおススメです!
お茶や白湯を飲んだ直後は身体がホカホカしますが温かさは身体をリラックスさせ、整える効果があります。夏場は倒れるよりはマシですよね?
脱水症状になったことはありませんが、飲みすぎや二日酔いは誰しも経験はあるはず・・・
簡単な解決方法は塩分を摂ることで、ピーナッツやチーズ、枝豆なんかは塩分補給と胃の保護に適しているのでお酒のつまみと呼ばれるのです。
胃が冷えたときに身体は暖かいもの欲するので、深夜のラーメンは別腹で入っちゃうのはこういうメカニズムがあるからです(笑)
人体のメカニズムを知っていればこれらは防げ、楽しいお酒を飲めますが、知らない人や、人が言っても聞かない人が周りに居て、酒を飲みすぎて毎回困ってる!という人はどうすれば良いか?
一番の解決方法は
Barに行くことですね(真顔)
バーテンダーはお酒のプロフェッショナルでこういったお酒の弊害も知っています。
飲む方も接客する方も気持ち良く帰って欲しいもの・・・
話し方や呂律、言動でだいたいの泥酔具合はわかります。そのようなお客様にはそれ以上のお酒の提供はストップしますし、塩気の多いおつまみも用意してますから予後良好で店を後に出来る確率は限りなく高いのがBarの利点です。
お酒にも美味しく飲める適温があります。N2ではワインセラーでワインの温度を管理していますが、これは少し冷やした方が美味しいかも?と思ったら提供する時に聞いたりします。
いくら安くても、赤ワインが生ぬるくてまずい
Barだからとぐいぐいお酒を飲むように煽られる
Barのマスターが酒に呑まれて潰れている・・・こんな経験はありませんか?
様々なBarの形態がありますが、正直、これらお酒を提供する者の基本が出来てない店はBarとは認めたくありませんね。
というBarのダイレクトマーケティングに話が脱線しましたが狙ってやってますので悪しからず(笑)
まとめ
五稜郭まちなかオープンテラス1日目は凄い忙しさで大盛況!このまま函館の勢いが戻ればいいですね!
また、夏場の体調不良も心配な気温です。水分だけじゃなく塩分も摂る、夏でも温かい物を飲むなど「冷」に逃げると逆に体調崩してしまうので気を付けましょう!
そして、お酒を飲むならBarで!一軒目じゃなくてもその日の締めはBarにすると翌日の具合は変わってくるかもしれませんよ?