こんばんわ。N2です
今回はN2の紹介ということで「Bar」とはどんな場所なのか、どんな種類があるのか、N2はどのカテゴリーに分類されるのかを開店1年過ぎてから書いていきます。
オープンしてから真っ先に書けって?定まってなかったんです(笑)
改めて知る「Bar」のスタイル。函館の飲み屋市場も絡めて書いていきます!
そもそもBarとは

Barと簡単に言えば「お酒をメインに提供している飲食店」のことです。
広義はカウンターがあり、カクテル、焼酎などのアルコール飲料を提供しお客様をもてなす場です。
Barのオーナー(経営者)はマスターと呼ばれます。私も呼ばれますしね。主に英語形で男性の場合を指し、女性ならミストレスと呼ぶらしいですが聞いたことはないですね。
女性オーナーはママと呼ばれていることが多いですが、これは函館に「ママ」と呼んで差し支えない年齢のパブのオーナーが多いからだとも思います。札幌に行くと若い女性のバーテンダーがやっているBarも見かけます。その場合あなたは何と呼びますか?意外に出てこないですよね?
実は呼び方はあなた次第。私もマスターと呼ばれることもあれば苗字や名前で呼ばれることもありますが特にどれが良いも悪いもありません。バーテンの兄さんとか言われたらえ?って思うかもしれませんが(笑)
そんなおしゃれなマスターが切り盛りする大人の社交場を総じてBarと呼びます。
次はそのBarの種類を書いていきます。
無数にあるBarの形態

Barと言っても函館市内に無数のBarがありますが、それぞれ特色がありますよね?マスターの数だけBarのカテゴリーも違ってきます。
オーセンティックバー
オーセンティックとは完成された、伝統的なという意味があります。一流のバーテンダーがおり、アルコールの種類、マスターの技術、話術が光る最高級の空間です。N2が目指す王道のBar・・・なんですが、まだその域に達していないですし、意外とカテゴリー違いではないか?と思う今日この頃です。
では、N2のカテゴリーは何かと言うと「ダイニングバー」に当たると思います。
ダイニングバー
飲料の他にも食事も豊富に用意され、一軒目から来ても問題ないBarです。
当初から自家製ジャーキーやバゲットを使ったおつまみメニューの他に、最近ではドリア、パエリア、チキンダッカルビ、自家製ソーセージのカリーヴルスト、ダッチベイビーと空腹を満たせるメインメニューも増えてきました。
お酒も食事も楽しめて1次会、2次会どちらでも利用できるのが大きな特徴ですね。
格式高いBarではまだなく、私の好きなワインとそれに合うおつまみを提供することを考えているのでN2は今後函館ダイニングバーとカテゴリー化した方が良さそうですね。
ショットバー
これはお酒をグラスではなくショットで出すお店です。帰りのバスの待ち時間にちょいと一杯。1次会前の0次会に軽くアルコールをいただくといった用途がありますね。
私はお店に入ったらじっくりマスターと話しながら飲みたいので、あまり行かないんですが、ノーチャージでお手軽に短時間で飲めるのが利点ですね。
お手軽とい点では立飲みのスタンディングバーもこちらに類するかもしれません
ミュージックバー
音楽とお酒を同時に楽しめるBarですね。古くからお酒と音楽の静かな雰囲気で飲んでリラックスすることが好きな人は多いです。ミュージックの種類もジャズやクラシックなど多岐にわたります。
言葉は不要で、粛々と好きなジャンルのミュージックを肴にお酒を飲む。なんて大人なんでしょう
アミューズメントバー
ゲームを楽しみながらお酒も飲めるBarですね。ダーツやカラオケ、ピンボール、ビリヤード、マジックなどでお客様を楽しませることに重点を置いた形態です。
古くからアメリカの酒場と呼ばれる場所には必ずと言っていいほどプール(ビリヤード)がありました。
ただお酒を飲んでゆっくりしたい日本人と違ってアメリカの人々は楽しく飲むコミュニケーションの一つとしてビリヤードを嗜んでいました。ここに国民性が出ていますよね。
上手い下手も勝ち負けも関係なくビリヤードに興じて仲を深める。実は私もアメリカに1か月滞在していたことがあり、そこでマンガ喫茶で培ったなんちゃってビリヤード技術(笑)で米国人とビリヤードしたことがあります。
勝負には負けたんですが「sorry,this game lose」とか単語を並べただけの英語でも「Hahaha!No problem!」といって一期一会のアメリカ人と仲良くなったことが印象深いですね。
遊びは最高のコミュニケーション!
コンセプトバー
N2も似ていますがビールならビール。ウイスキーならウイスキーといったようにある酒類に特化したBarです。
これはマスターの趣向と自信が100%出ているので、ある種類のお酒がたまらなく好きな人には最適のBarですね。
他のBarでは絶対ないようなお酒に出会えるうえに、マスターも飲んだことのないお酒を紹介したら嬉々として話が膨らんで、次回に来たらそのお酒を早速購入した・・・なんて良くある話です!
驚くことにBarにもこれだけのカテゴリーがあり、同じカテゴリーでもマスターのやり方ひとつで違った味が出るのがBarの奥深いところですよね。
函館の飲み屋市場

函館の一番の歓楽街は本町、行啓通エリアです。函館市のほぼ中央に位置し、バスや市電、乗り合いタクシーがあるので遠方から来ても帰る手段が豊富にあるため24時を過ぎても活気があるエリアです。
最近はコロナの影響で客足は減りましたが、最近は市民の皆様以外に観光客や市外、道外らしき集団客も多くなりましたね。
そんな函館で一番夜のお店が栄えているエリアですが、Barも無数にあります。全てを網羅しているわけではありませんが、これだけは言えることがあります。
本町はガヤガヤ系の店が多い
N2のお客様とも共通認識なのですが、本町のBarと呼ばれる多くのお店はカラオケ機搭載のカラオケパブやメンズパブが多いです。
これらはアミューズメントバーに分類されますが、お店にはでかいモニターとマイクがあり、歌を自分で歌ったり、従業員の男性や女性に歌わせてガヤガヤ楽しむ形態を指します。
先ほど挙げた通りアミューズメントを混在したBarならこの営業形態でなんの問題もないどころか長所なのでひたすら伸ばせばいいですね。ただ、中には静かに飲みたい大人もいる。そんな人が本町でBarを探せば多くは失敗することになります。
N2はマスターがおとなしい(!?)こともあり静かで落ち着いた雰囲気を意識しています。おとなしい人が無理してガヤガヤするとろくなことがありませんからね(笑)
この雰囲気が好きな人がわざわざ本町から少し離れた杉並町まで足を運んでくれます。自分が静かに飲んでいても周りがカラオケでガンガン歌っていれば落ち着いて飲めないし、話も聞き取りづらい。それが嫌!というお客様が集まります。
実はこれがBarN2の目指している姿であり、私も接客がしやすくてとても感謝しています!往々にしてマナーも良い方が多く、知らなかったとしても話の中でそういう事を話すと素直に聞き入れてくれる方が多いです。
なので、静かなBarでお酒が飲みたい。話がしたいという方はぜひN2へ!
マスターは30代なので超厳格なバーテンダーでもなく、お酒を飲んで話すことが好きな陽気な若者です(笑)多様化する函館のBarですが、N2は今後もこの形態で函館で営業を続けていきたいと思います。
N2の客層の柱

最後にN2の今後目指すべき考えを書いていきます。
N2の雰囲気とマスターの能力で出来ることは現在大きく3つあります。
基本的なバーテンダーのスキル
アウトドアなど、人に非日常を楽しんでもらうスキル
前に進みたい人を後押しするスキル
今までの経験を駆使して、ただのBarで終わらない「人の憩いと成長の場」を提供することが私のミッションであり、将来の理想像です。
バーテンダーとして
バーテンダーのスキルにはアルコールの提供のほかに人の感情を読むこと、喜ばせること、悩みを解消させる人間力が必要だと感じます。
これは普段のコミュニケーションで培われていくものですし、私もまだまだ失敗もありますが、接客を続けていくことで「今日はN2に行きたい(マスターと話したい)」と一人でも多くのお客様に感じてもらえるよう努力していきます。
非日常を楽しんでもらう
先日、N2で初めてサプライズバースデープレゼントをしました。当日は違うお客様グループも居合わせていましたが、ケーキと花束が贈られ、バースデーソングを歌うと他のお客様も一緒にお祝いしてくださいました。
誕生日の方は「誕生日をこんな盛大に祝われたことはほとんどない。特別な時間をありがとう」ととても感謝してくれました。このような非日常は特別であり、思い出深いものです。こういう取り組みは今後も仕掛けていきます。サプライズ好きなので(笑)
また、アウトドアもまだまだシーズンなので開催していきます。
N2では不定期でアウトドアイベントを開催しています。日曜昼のBBQや店を休業してのキャンプ会。今後は道南を飛び出して少し遠方にも行きたいですね。
アウトドア仲間の集うグループもあるので興味のある方は連絡ください!
N2のアウトドアは基本的にグランピングスタイルなので会費制で食材や食器は用意しますし、後片付けも必要なし。スキレットやダッチオーブン料理が昇華され店内フードメニューになることもあるので色んな食事を楽しめます。
これも非日常。たまには仕事の喧騒を忘れて焚き火の音しかない聞こえない夜やきれいな星空、外で飲むお酒(笑)を一緒に楽しみませんか?
前に進みたい人の後押し
私は以前コーチングという分野を学んでいました。これは自分の目標を数字化したり実現可能な目標を設定して、実際に出来たか、出来なかった原因は何か?出来るようにするにはどうすればいいか?といったビジネススキルのひとつです。
コーチングの大きな特徴に一つに自分で実行するということです。誰かにやらされるではなく、自分で目標を設定し前に進む。これを函館にも広めたいと考えています。早ければ9月か10月にコーチング資格を取得し、具体的なコーチング案を出して、人の後押しをしていく事業を開始します!こうご期待!
また、マスターの聞き上手にもコーチングスキルは活かされています。コーチングとは認めること。それを意識すれば人との接し方や会話の引き出し方は変わってきますよ。
ただのBarで終わらず、視野と世界を狭くしないという私のポリシーが
Not Narrow(狭くしない)の店名の由来ですので!
まとめ
タイトルからだいぶ飛躍しましたが、Barの意味やカテゴリー。函館の市場分析を挟み、N2の楽しみ方のダイレクトマーケティングで締めました。
函館で起業して1年以上が経ち、コロナの危機の大きな山を一旦は乗り越え、まだまだ頑張らなければならないですが、ただのBarでは終わらず、「人の憩いと成長の場」を目指し、変わらぬスタイルでこれからも営業していきます!