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月別アーカイブ: 2019年12月

2019年の総括とワインバーを開いたきっかけ

こんばんわ!

今年は開店YEARで自分自身初めてのことが多く、試行錯誤してひたすらトライ&エラーをやってました。

イベントを企画したり、営業に行って顔を覚えてもらったり、辛いときやお店が暇なとき、経営者はどうしているのか、乗り越えたらどうなるかを想像すると面白いですね。

来年はもっと具体的に物事の目標を決めて動こうと思います。目標発表は年明けまでのお楽しみで!

さて、今まで「N2」について書くことが多かったので少し自分語りでもしようと思います(笑)

2019年6月15日杉並町に「N2」をオープン。ここに至るまでの経験やオープンまでの思いを書いていこうと思います。

軽くオーナーの経歴を紹介すると

18歳の大学進学と共に函館を離れて札幌で一人暮らし(といっても下宿だったので完全一人ではなかったですが)を始める。

高校生のころからファミレスでバイトしていたので大学でも接客業に就く。

下宿では朝晩の食事は出たものの昼は出ないので、食費の節約と今後のため弁当作りは比較的すぐ開始しました。学食は安いんですがさすがに毎日食べてると小遣いが減ってしまうので

このころから調理本を見て自分で色々作ってたので料理は好きというか、基本的な調理は出来るようになりました。

大学卒業後は学んだ専攻の道に進むことなく自衛隊へ入隊

入隊動機は、所属していた社会人サッカーチームの自衛隊の方の勧めと子供の頃に「ゴールデンアイ」という007のFPSゲームの影響ですね(笑)同級生の間で大流行し、そのゲームが得意だったこともあり、仮想とはいえ銃を撃つことが好きになったのもあります。

自衛隊時代は壮絶な体験をいくつもしてきました。極寒の勤務地も合わさりスーパー縦社会でなかなかブラックでしたが、一般企業では出来ない経験を積めたことはとても感謝しています。

自衛隊の訓練でアメリカに一か月行ったとき人生の転機がありました。

ワイン産地で有名なワシントン州シアトルに滞在中、ホームビジットでアメリカ家族との1日文化交流がありました。そこで受け入れ家族にI Love wineと伝えたことで現地のワイナリーに連れて行ってくれて、美味しい赤ワインを飲んだことが衝撃的で

帰国後、ソムリエになりたいと意思を伝えて退職することになります。

在職中に札幌まで行ってワインバーに一人で行ったり、フランス語の勉強をかじったり準備していると函館のnanapapaオーナーの池田さんが札幌にソムリエの知り合いがいるから紹介してくれるということで話を伺うことに

今でも池田さんとは家族ぐるみの付き合いをさせていただいてて、個人的に何度かnanapapa主催のカップリングパーティに参加してます。逆にお客様を紹介していただいたりもする先輩経営者ですね!

札幌では池田さんの紹介で渋谷昭さんという北海道に二人しかいないマスターソムリエの方が勤めるホテルを紹介していただき、そのまま入社も決まりました。

ただ、私の入社と入れ替わりで渋谷さんは系列ホテルに異動になってしまい、直接師事することは出来ませんでした。

当初はアルバイト入社でしたが、完全個室の高級店での勤務だったので接遇やマナー、カクテル作りはすべて学ぶことが出来ました。

ホテルの勤務は公私ともに充実していました。仕事終わりにすすきのに飲みに連れて行ってくれる先輩方、勉強したくて入ったショットBarのマスターとの会話、お金がいくらあっても足りないんですが本当に楽しい時間でした。

ここでの経験が後に活きてくることになりますが、札幌での生活に味を占めて、もっと稼ぎたいという気持ちが出てきます(悪い事ではないんですが)。ここで周囲の反対を押し切った判断が良くも悪くも人生を大きく変えていきます。

結局ホテルは1年6か月で退職。その後営業職に転職をし、成績不振や上司のパワハラで精神を病む寸前まで落ち込みます。この時は本当に人生の底辺だったと思います。

ですが、その反面、自分を高める自己啓発に力を入れていたことはN2の店名の由来であるNot Narrow=「(視野や考え方を)狭くしない」という現在の考え方の基礎になったとも言えます。

なので、陽気でポジティブだし、人の可能性を信じる素直な気持ちが30歳に差し掛かるころにやっと身に付いた。ポジティブなところが逆に危機感が無いとも言われますが(笑)

あと、自身の性格で断言できるのが「興味のない事、人には関心を示さない」とはっきり言えますね。興味のあることは何十年関わってても飽きないけれど、興味のない事は覚えない、学ばない。良く言えばリソースを好きなことに回せる反面、出来ない事はすぐ出来る人に任せがちになっていきます。

そんな心境の変化、成長(?)もあり、去年の夏に心機一転函館に帰ってきました。

函館で働くことになりますが、単刀直入に言わせていただくと、良いリーダー、経営者が少ないと思います。

良く言われる格言で「名プレイヤーは名監督になれない」これに尽きます。

つまり上司のマネージメント能力が圧倒的に足りていないと思いましたね。今でこそ従業員視点、経営者視点両方で物事を見れますが、多様な個性を尊重して部下を伸ばす現代に逆行する上司の指導スタイルで自分も潰されたし、お客さんでも才能を埋もれさせてる人をまだまだ見ます。

人をやる気にさせる要因は何か、モチベーションを上げるにはどうするか。規模が大きくなりますが、函館の過疎化を止めるには、人の輪を大事にしなければいけないと思っています。

私は人の輪で開店に至るまでたどり着いた人間です。家族の知り合いを通じて閉店するBarを紹介していただき、そのまま居抜き物件として引き継ぐ、そんな話が持ち上がって

「このチャンスを逃したらいけない」と思って翌日には決断していたと思います。

その時点で貯金もほぼない、定職についているわけでもない私が居抜き物件で独立するのは一人では100%不可能でした。協力してくれる家族や函館の知り合いがいて、初めて成り立つわけです。

開店まで多くの人に関わっていただいたN2を経営するのは一人ですが、関わっている多くの函館の仲間の為にもこれからも頑張っていきます!

なので今の仕事は面白いです。お酒は好きだし、人と話すことも好きなのは合ってるんだと思います。上司やお得意先にゴマを擦る必要もないし、立場上、付き合いで嫌々飲みに行くこともない。自分に足りない能力は自覚しているので素直にプロに聞いたり、任せたり出来る。

そんな「仲間」を集めることに注力した半年でもあったように思います。そんななか常連を呼び込むための施策としてあるグループを作ったことは今年の成功でした。そんなあるグループについては後日書きますね。

長くなりましたがいかがでしたか?簡単な経歴はこんな感じです。結論から言うと現在、自分が楽しいのが一番ということですかね。仕事もプライベートも

函館も外に出たくない寒い季節になりましたが、一度お店に来て色々聞いてください。

では良い年越しを!!

 

函館で出会いの一助に成功!BARイベントの利点とは!?

こんばんわ。しばらく更新無くて申し訳ありません。

ワインバーとしてボジョレーやナチュールワインの紹介、イベントなどお伝えしたい情報はたくさんありましたが今日から再開して積極的に活動し、ブログ、SNSを通じてこれからもコンテンツの成長を続けていきます!

今回はN2のイベントの一つである交流会をメインに紹介していきます。

N2というかBarの交流会って??

さて、N2では定期的に交流会を開いていることをご存知でしょうか?

年齢別から独身限定だったり色々なバリエーションで交流会を開いています。

参加者の目的も様々で

  • 純粋に出会い目的
  • 行きつけのお店を見つけたい
  • 美味しいお酒やおつまみを楽しみたい
  • 趣味仲間や友達を増やしたい

といった方が多いです。

ですが、Barの交流会とはあなたにとってどんな印象でしょう?

若い人同士でウェイウェイ騒いだり、お酒飲めなきゃNGみたいなイメージを抱いていませんか?

通常営業の日でも一人で入りづらい、話すことなくて不安、どれだけ請求されるかわからないといった「Bar未経験者」の声は多く聞きます。そういった「行かず嫌い」の方は損をしているかもしれません

今回は根本的なBarの利用動機や心理面から分析してBarの事、N2の事を知ってもらいたいと思います。

Barに行ったことがないあなたが勇気を出して一度Barに立ち寄り、その魅力を知れたなら利用法は無限大!

  • あなた好みのお酒を適量、適正価格で楽しめる →バーのマスターとして過度な飲酒は勧めません。これ以上まずいなと感じたらチェイサーで一休み
  • あなたの悩みが解決するかも!? →聞き上手なマスターと話すだけで自然とストレス発散も出来る!悩みの解決法も一緒に考えます
  • 飲み友達、趣味仲間を募集するのにうってつけ!→ Barには年齢、性別問わず多くの人が来店します。そこから知り合いたい人を引き合わせるお手伝いもしています

N2は比較的草食系な落ち着いたマスターとお店の雰囲気から、静かで安心できるBarとして利用してもらうことが多いです。

様々な人が行き交う酒場が私の理想です。上記以外にもBarならではの魅力はまだまだあります。

Barとパーティイベントの違い

Barでやる交流会が街コンやカップリングパーティとどう違うの?という疑問をよく聞きます。

今回は出会いについてフォーカスしていくなかでこの疑問について考えていきます。

出会いと一口に言っても素敵な異性との出会い、年齢性別問わず魅力的な人との出会い、単純な人脈拡大と様々ですね。

N2の今の属性として

  • 昔からある路面店 居抜き物件なので前のBarを知る人もいる
  • 若いマスターが最近初めた活力ある場 札幌からUターンしてきたマスターが地元の活性化をN2発信でサポート
  • 「行きつけのBar」に馴染みがないであろう函館市民 裏を返せば、一度ハマれば通いたくなるBarの魅力に気づいていない、知らない人が多い
  • 杉並町という静かな立地 本町の隣町であり、アクセスは良好
  • 杉並町という知らなければ来ない立地 逆にN2を知らなければ偶然見つけることは難しい

まだまだあるかもしれませんが、これだけの魅力が詰まったBarで交流会をするとはどういうことか?

  • 個人店なので自由にイベントが組める。企画してもらえる
  • 少ない人数で行うので1人1人と話す時間が濃い
  • お酒とマスターはあなたの味方。マスターを介せば話したい人と自然に話せる。きっかけを作ってもらえる
  • 交流会の時間が過ぎてもそのまま話し続けてOK!個別に飲み直してさらに濃厚な時間に
  • 一回来たことがあればまた来やすい→友人、同僚などにも勧めやすい→こんな良店を知ってるあなたの株もアップ!?

最後の1行は盛りましたが(笑)

例として

年に一回の不特定多数が集まるイベントと月に2回、参加者が絞れている。もしくは頼めば望んだ層を集めることが出来るBarの交流会

大人数で自己紹介と他愛ない話で席が変わってしまうカップリングパーティと気に入った人と心行くまで話せる自由な場

そもそも飲めない、自分の力だけで勝負のパーティとお酒とマスターの力を借りられるBar

会が終了してももっと話したい場合、すぐに移行できるBar

一回で出会いがなくてもマスターに好みを伝えておけばこっそり連絡をくれるかも!?

・・・といった具合にいくつか挙げましたが前者と後者でどちらが成功率が高いかもうお分かりですね?

N2の交流会で初のカップル誕生!

そんな交流会ですが、回数を重ねていくなかで成果がついに現れました!

30代~40代の交流会で知り合った二人がこの度交際を開始したと連絡がありました!嬉しい!!

女性についてはBar未経験で、開店当初からSNSを通じて知り合い、イベントに誘ったりBarの魅力を語っていたんですが、実に4か月経ってから初めて来店してくれた方でした。

人見知りでお酒も体質であまり飲めないという女性でしたが来てみたら社交的だし、女性同士で自然と仲良くなってたりと安心しました。その場にいた男性からのアプローチで会が終わっても少し残って話したり、初めてのBarで「楽しい土曜日を過ごせた」「もっと早く行けば良かった(笑)」と言われたときはガッツポーズでしたね。

その二人がめでたく交際開始ということで、次回来店時にお祝いですね(#^^#)

まとめ

Barの良さについて贔屓たっぷりに紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の記事はN2どころかBarに来たことがない人視点で記事を書かせていただきました。

マスター自身は札幌に住んでいた時には行きつけのBarは3店ほどありました。

デート用、普段飲み用で分けていましたがすすきのなので店舗も選び放題で楽しかった思い出しかありません。函館に戻ってきていろいろ話を聞くとBarに行ったことがない人がほとんど・・・

20~30代の男女の出会いってどこにあるんだろうと疑問に思っていました。

今では旅行先のBarに入って美味しいお酒を飲みながらマスターとご当地ネタを話すのが密かなマイブームです(笑)年齢性別問わず話すことも出来るようになりました。これも早くにBarを知り、その楽しさを体感してきたからにほかなりません。

地元でもアウトドアの話を振って、好きな人同士でキャンプグループが出来上がりました。いずれ紹介しますが、シーズン中はキャンプやBBQをしたり、忘年会や飲み会をする仲までになりました。この繋がりが今は一番の財産ですね。

N2は個人経営のワインバーです。様々なイベントを自身で企画立案していますが「こういうイベントやってほしい」というのも大歓迎です!

Barには純粋に出会い、嗜好を満たす、人が集まるといった特性があります。

そこで行う交流会は他のイベントやパーティとは違った濃厚な時間が過ごせます、しかもマスターの手助け付き

イベントの発信は店頭POP、ブログ、HP、SNSと多岐に渡っていますので興味がある方はまずは大元のHPをチェックしてください!

N2店舗HP

成功例も出ていますし、年内イベントもまだまだ残っていますので多くの参加と交流をお待ちしています!