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お待たせしました!習ってはまったジョージアについての記事です!
とはいえ触りも触りしかまだ知っていないジョージアですが、とても面白い文化でワインに関してもとある特徴がありますので一緒に紹介していきます。
これを読めばジョージアワインと料理のマリアージュを試したくなること必至の内容です!
N2は最近はドイツにはまったり今はジョージアだったりころころメインが変わります(笑)ですが、料理とワインについては知識を吸収しているのでおっしゃっていただければワインや料理は用意できます。
いずれは各国の料理1、2品とワインがある多国籍バーも面白いですね。
ジョージアは世界地図では東ヨーロッパまたは西アジアに区分され、北にロシアやウクライナ、西にトルコなどがある共和制国家。首都はトリビシ。北に走るコーカサス山脈の南麓で交通の要衝として栄えたそうです。西に黒海、東はカスピ海と面しています。参考:ジョージアwiki
2008年にロシアの侵略を受け、2015年に国交断絶してから日本に要請して国の呼称をグルジアからジョージアに変更しました。
なのでワイン通にとってはグルジアと言えばわかる人が多い国でしょう。私も8年前に稚内のペチカ(現在は閉店)というロシア料理店でグルジアワインを飲んだ時はごりごりの肉に辛口赤が合うなと感動したものです。料理屋に国家同士のいざこざは関係ありませんからね。
画像はいただいたジョージアワインの歴史やワイナリーの紹介が載っている本です。ソムリエ教本と共にこの記事で参考にしました。N2に置いてますので見たい方はどうぞ
さて、ジョージアはワインに関して特徴があると書きましたが、現在でも世界の主要醸造用ぶどうの「Vitis Viniferaヴィティス・ヴィニフィラ」の原産が紀元前6000年前のジョージアであると考えられています。つまりぶどうの祖国ですね。
また、クヴェヴリと呼ばれる壺でワインを醸造する伝統製法が今も続いており、果汁を果皮、果梗、種とともに漬け込み、様々な成分を吸収したワインはより豊かな味わいになります。
そして、ジョージアではワインの醸造・生産・販売に免許制度などを設けていないため、個人で栽培したワインを自家消費したり販売することが可能なワインに自由な国と言えます。
昔は神聖な飲み物、現在は誰でも作れるワインはジョージア民のアイデンティティとなっています。
土着品種とはその国の特徴を有したいわばマイナーまたはローカルな品種です。ジョージアはぶどうの祖国だけあって525種もの土着品種があると言われています。
N2で購入したジョージアワインの品種も聞いたことのないものばかり!
こちらはワイン産地の図ですが主な産地は西部のイメレティ地方と東部のカヘティ地方が有名です。
国土の80%が山岳地帯であるジョージアですが西部はコーカサス山脈が北からの冷気をブロックし、黒海の湿った空気が低地に流れ込みやすいため気候を穏やかにしています。東部は冷気の恩恵を受けた乾燥地帯と同じ国でも気候風土が違うため、多様性に富んでいます。
第一の産地は東部のカヘティ。
ジョージアのブドウ畑の65~70%が集中する生産地でアラザニ川の両岸に広がっています。
ここで作られる赤ブドウ種のサペラヴィ。聞いたことがないですよね?これも土着品種ですが、国際的に認められた素晴らしいぶどうです。
N2でも入荷したサペラヴィは辛口赤のフルボディ。テイスティングしましたが、確かなタンニンとベリー系の香りが酸味とスパイスに溶け込み、フルボディとは思えぬ飲みやすさが印象的でした!
白はツィナンダリ。ジョージアの原産地呼称に指定される優良栽培地で代表的銘柄です。ぶどうはルカツィテリ85%、ムツヴァネ15%の白辛口。甘さは控えめですが、花の香りと梨やりんご、柑橘系の香りと共に酸味が感じられるワインです。
続いて西部のイメレティ。
亜熱帯気候で年間を通して降水量は多め。冬は黒海の影響を受けて温暖なジョージアを代表する地域です。こちらはリオニ川の中・上流に分布。重要なぶどうは白がツィツカ、ツォリコウリ、クラフナ。赤はオツハヌリ・サペレ、ゼルシャヴィ、アラダストゥリ
ひとつも聞いたことない(笑)
N2で購入したものはクラフナを使ったアンバーワインです。琥珀色のワインは爽やかな余韻と果実の香りのすっきりした味わいですが、マリアージュがないと少し物足りないかも・・・
専門的になってしまいましたが、ジョージアワイン。名はあまり聞かないけれどもN2に何種類かあります。次に紹介するマリアージュも意識して飲んでみてはいかがでしょう?
主は料理教室で出会ったジョージア料理ですが、ジョージアの食産物は日本とほぼ変わらないようで食べ物も私たちが食べ慣れたものが多いです。
今回習ってきたシュクメルリも鶏肉とニンニク、バターを牛乳と共に煮込む鍋料理です。N2のアウトドアイベントで披露しましたが、特製スパイスの効いた鶏肉はそのままでも旨味が凝縮されておりとてもおいしいですし、スープはバゲットに浸せばもう最高!
ダッチオーブンで焼いた豪快ジョージア料理はメインメニューにもなりそうです!
そして同じ国の料理とワインは相性抜群!アンバーワインに関しては果実味こそしますが感じるのは薄味。ですがシュクメルリとマリアージュすることで本当の味が花開いた感覚になり、スパイスと酸味のバランスが絶妙で感動しました。
N2は酒のつまみも多く取り揃えていて色々なマリアージュが楽しめますので、ぜひワインと一緒に料理も頼んでみてくださいね。
地理的な話やワイン用ブドウの歴史、少し専門的なジョージアワインの紹介も挟みましたが今回の記事が料理教室から得た知識です。
札幌開催だったので友達と行きましたがシュクメルリ以外も作りたいのでまたあれば参加したいです!
N2のジョージアワインは3種類まだ残ってますので興味が出てきた方は一緒に飲みませんか?