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久々更新!緊急事態宣言明けの函館は・・・とか言ってる場合じゃない

こんばんわ。

N2です。

音信不通でご心配おかけしましたが、元気です!

家では絶対仕事しないマンの私は緊急事態宣言中、店は休業。バイトをして過ごしていました。必然的にブログは休止に。こういうところが成功者や敏腕経営者と差が出ているのでしょう・・・

おうち時間が増えそうだったので読書や時短でもやっているお店に行って研究したり色々とやることはやっていますよ(笑)

さて、緊急事態宣言が解除になり、気分は解放的!とはならずに気を引き締めていきたいですね。札幌はいまだ独自の時短をしているため函館には続々と人が入ってきています。

とはいえ、ワクチン一回目は接種済み!二回目は2週間後に迫っているので、早く安全な身体を手に入れたいです。

さて、今回の記事の曖昧な表題ですが、休業中、または明けてすぐのお客様との話を聞いていると函館の労働者は虐げられすぎ!と憤りを感じたので、私自身、思うところもあり、函館の若者の労働状況をエッジを利かせて書いていこうと思います

ブログという媒体である以上、比較的インターネットの閲覧が日常になっている方に向けたメッセージでもあるかと思います。

部下や社員を抱えているわけでもないのにえらそうにとツッコみ頂きそうですが・・・

ただ、私も公務員を経て、函館より人の多い札幌で働き、函館で独立した結果、今は一人でやれている手前、労働ということに関しては敏感ですし、妥協はしなくなりました。

田舎でも都市でも嫌な上司、あほな社則や風習はありますが、物言わぬ函館人がとても目立つし、それで満足なのか?と聞いていて思います。が主観強めなので「それは違うよ」というのは聞きたい意見ですね。

まずは函館人の置かれてる労働環境の現状を書いていきますが、そもそも自身の体験も多分に含まれます(笑)

当然重労働

ブラック企業という言葉が出てきたのは10年前ほど

異常な労働時間や劣悪な勤務環境、残業代未払いなど、特に労働基準法を知らない若い層を馬車馬のごとく使う企業に使われている言葉ですが、函館でもよく耳にします。というかそれって普通に違法じゃんというブラック企業認定できる事案が未だにまかり通っているのが恐ろしいです。

一番若くてエネルギッシュなはずの20代~30代が一番闇が深くて、中にはブラック労働自慢(10連勤以上は余裕。早朝から何時まで働いたとか)まで始まります。

バブルならまだしも労働法規が整った現代では表情は笑っていても眼が笑っていない方がほとんどですし、ブラック労働ジョークは生々しいので笑いづらかったり・・・残業代、有給、休暇、ボーナス。なにそれ?という労働環境ばかりでこちらも気が滅入りますね。

そういう方にはもうそれ労基行けよと何度も言います。労働基準法ばりばり犯す会社に勤めてて良い事はないよ?人生は仕事、遊び、休息のバランスが大事だからもっと考えて?と心ではなくて口に出してますね。

相談とか悩みを抱えているお客様はいらっしゃいます。それを一緒になって真摯に考えることもあれば笑って吹き飛ばすこともあります。普段誰にも話せないことを吐き出すのがバーの一番良いところだと思っています

仕事で悩んだら当事者の上司に相談するよりN2に行きましょう。多角的な視点からアドバイスできて問題点が浮かんでくるかもしれませんし、何も知らない人の方が話しやすいですよ。

当然低賃金

前回のブログにも書きましたが、函館市民の平均年収は287万円。函館の若者は流出傾向にあるので労働人口では20代が少なく、40~50代が多いであろうとの予測ですが、平均で月収24万円くらい。

高卒は最低賃金に近く、高齢の役職者でもそれほど稼ぎはないのではないか?と思います。N2の顧客層は平均年齢高めで40代以降の方が多いですが、若者にこそバーを利用してほしい根底は変わりません。特にオーセンティックバーは

10/1から北海道の最低賃金がアップしました!これでいくらか所得が上がる方は出てくるでしょう。しかし、ここ数年は861円。これを8時間×24日労働に換算したら165312円で所得税引かれて約14万円

ここに一人暮らしなら家賃、光熱費、食費、車のローン、ガソリン、スマホ代・・・削れるものはありますがこの給与水準で高卒がどれだけ趣味嗜好にお金を使えるのか?

正直無理でしょう。なので実家暮らしで一生函館から出ない(出れない)か函館市外に就職するのです。それだけ函館は最低賃金近くで労働している人が多いです。

飲食業はコロナ禍では不要不急扱いを受けて制限を受けました。その見解は間違っていなくて、美味しい食事、美味しいお酒は生きていくには絶対必要ではない嗜好、満足感、娯楽に当たるからです。

なので、函館市民にはもっとばりばり稼いで外食に出るだけの経済的余裕を持ってほしいのです(笑)平日も休前日も変わらず繁盛する店は理想ですが、お店からの対外的なアプローチだけでは限界があります。コロナでとどめを刺されたお店も多いですし

日々一生懸命働いていてストレスは溜まるもの。それらの発散や悩みの解決は人に話すのが一番。バーならマスターを独り占めできれば相当な時間人生相談が出来ます。N2はわいわいがやがやする雰囲気じゃないのでそっと一人で来るのに適している。そんなお店を目指しています。

仕事に振りきれてる生活バランスなら人生楽しくなく、それは結果的に仕事のパフォーマンスにも影響すると思っています。良い仕事をするためには適度な息抜きは必須。方法は様々ですが美味しいお酒やおつまみとお酒が一緒ならより捗りませんか?

ちなみにバーに通うようになると色々な業界の人をマスターが紹介してくれることがあります。たまたま同席していたお客様が有名企業のお偉いさんなんて良くある話です。もちろん信頼がなければ紹介はしませんがチャンスはかなり転がっています。

今の仕事が低賃金で悩んでるならハローワークかN2に行きましょう。どちらも解決策が用意出来るかもしれません

当然悪条件

雇用する方にも問題ありますが労働する側にも知識として持っていてもらいたいのが労働基準法です。私は工業高校の卒業で、生徒の多くが高校卒業後就職希望だったので労働基準法は授業に出てきていました。

日本はブラック企業が多いですが、もうSNSや電子器機が発達しすぎた現代。違法な労働やハラスメントに会えば、スーツの内側にレコーダーを忍ばせて録音したり、証拠のためにスマホで写真や動画を撮ることは誰でも当たり前に出来る時代です。

加えて声も上げやすいです。SNSで不特定多数に呼びかけて賛同が得られれば大きな力になります。電通の過労死事件や、最近では旭川の中学生自殺事件もこんなことは間違っているという多くの声で捜査や法改正が進められました。

私が20代後半で函館に帰ってきて一時期勤めていた会社があるのですが、散々ブログで書いてきた「名プレイヤーが迷監督になった」ワンマン社長の会社でした。

社長が名プレイヤーなものだからばんばん契約は増えていくのですが、それを処理する社員が少ないうえにわずかにいる数人の社員は縁故で固めて口を出しづらい状況。お局様も君臨していて良くない環境でしたね

そこを辞めたからある出会いが今はたくさんありますし、N2も経営できていなかったので、ある種の運命だったのかもしれません。私もぶん殴りたい上司や労基に駆け込みたい企業は経験したことはありますが、今は笑い話です。とても穏やかな30代となりました(笑)

また、キャンプシーズン中は週末にキャンプに行くことが多かったですが、友人や興味はあるけど仕事がシフト制の人にせっかくだから有給取って一緒に行かないか?と誘うと「有給なんてとれない。取ったためしがない」と普通に返事が返ってきます。

日本人はそういう性質の高齢者上司(会社でいうベテラン)が多くて、自分が働いてるのに休みやがってとか会社のためを思って働いたら?など平気で言ってきますし、前の会社では有給明けの出勤日に「有給を取らせていただいてありがとうございました」と朝礼で皆の前でお礼を言うという悪習もありました。これでは有給がとりづらいのは当たりまえ

有給は半年以上働いた従業員が当然に行使できる権利ですし、有給を取らせない会社は罰則があります。会社の繁忙期は会社側が有給取得時期をずらせないか交渉できる余地がありますが、基本的に労働者優位の権利です。

取らせない時点で違法。勝手に消化も違法。理由の詮索も不要。

本来これらがしっかり運用されていれば日本からブラック企業と言う言葉は生まれていません。この根本は会社側が賢いのか馬鹿なのかわからないのが怖いですね。確信犯なら悪質ですが経営者が知らなかった場合や無頓着だとたちが悪いです。

熱くなって長くなりました(笑)仕事辛いなと感じたら労基かN2に行きましょう。どちらも親身に相談に乗ってくれます。

当然低成長

函館の人って自己啓発にあまり興味ないですよね?仕事と家の往復で、飯食って風呂入ったらyoutube見て寝るを繰り返してるような人が多くて、仕事終わったら部外で開催されるセミナー行ったり、読書して知識深めるような「研鑽」している人が非常に少ない。

大人になったら必死に働いて定年まで勤めて、年金暮らしが一昔前の人生プランであったでしょう。そこに行き着くまでに会社内で競争があったり出世街道に乗るために努力したり、道を切り開いてきた人はカッコいいですよね。

仕事をしていたらその仕事内容や技術は上達するけど、それだけ。は現代では通用しなくなってきます。特にコロナ禍で函館は飲食、観光業は打撃を受けましたが、それしか出来ない店舗は淘汰されていったと思いませんか?

今も昔もひとつの技能に頼りっきりだと、その技能が使えなくなったら途端に仕事がなくなる人がいます。

プロスポーツ選手が一生競技で食べていくことが難しいように、現役引退後は解説者になったり、指導者になったりします。その度に解説者、指導者それぞれに必要な技術を新たに取得して再スタートします。

普通の会社員こそ、社外の人との交流であったり、知識を増やして資格取得なり、勉強会に行かないと知見は広まりません。異業種のことを知るって自分の仕事に返ってくることが非常に多いのにその機会が函館にはあまりないのが寂しいです。

札幌に居た頃は、平日の仕事帰りにセミナーや異業種交流会があり、名刺交換して他の業界の話を聞いて自分の糧にしたり、その後仲良くなってご飯に行くというのが普通に出来ていましたし、社会的にも需要がありました。

そういった刺激的な出会いがあれば人生本当に面白いです!函館は独自のコミュニティーの結束が固いので、自分と仲の良いグループがひとつあれば依存してしまい、新たな出会いに鈍感です。そうなるとなかなか成長が出来なくなります。

そんなことに使っている時間も金もないのが函館人。働く大人がそればかりじゃ一生過疎都市から脱却できないぞ!

課された仕事をこなすだけの労働マシーンだと凡プレイヤーのまま。凡プレイヤーが名監督になった例は聞いたことがないです。名プレイヤーで名監督になる人はやはりプレイヤーのころから経営や求心力を高める努力をしています。

その点バーだと常に異業種が交流できる環境が整っています。マスターを介して話を繋げてもらえばどんな人とも話せるようになりますし、聞くだけでもかなり勉強になります。

大人になってさらに成長したい方はセミナーや勉強会に行くか主催する。もしくはN2に来ましょう。少なくとも名司会者はいますよ(笑)

当然低学歴

学歴はあまり触れたくなかったのですが、私が大卒マウントを取っているのではなく、函館の現状を憂いているだけです。大卒が強者で高卒は弱者とまでは思っていませんが、函館市にとってこれの何がまずいかと言うと、先ほどの努力が出来る出来ないにも関わってきます。

まず、函館で大卒の人は少ないですよね?高校卒業したら半分は函館を出て半分は函館にずっと残っているイメージです。そのなかで函館に残って大学卒業して地元に就職するか、他所で大学卒業して函館に戻ってくる人しか函館で大卒というステータスは生まれません。

大学の何が良いかと言うと、単純に学内や学外での活動で社会経験なり、自己で努力して受験競争を勝ち取ったノウハウがある人であるという前提で、ある程度国や親の支援を受けながら、生活の心配をあまりすることなく時間を潤沢に自分に使えることだと思っています。

完全に仕送りだけで生活する人は少ないので当然アルバイトをし、自分で稼いだお金で自由に活動できます。バイト先で仲良くなって友達増えまくる人、勉学や研究に費やす人、サークルやコンパで飲みまくる人、在学中に起業する強者まで面白い人たちばかりです。

これは高卒だと仕事に忙殺されるうえに、給料も安いので自分の生活だけで精いっぱいになり、仕事終わって優雅に交流なんて考える余裕がないことがほとんどです。つまりそこで成長が停滞してしまいます

大学生はたいてい在学中にバイトをして社会経験を積むので、いざ就職しても適応力やコミュニケーション力が高いことが多いです。バイトを本業にする人もいたり、意外な才能が花開くこともあり、大卒と言うだけで選択肢が非常に多いです。

私の札幌のホテルレストラン時代に後輩の大学生がいましたが、大学生ながら必死に楽しく仕事をしていました。

レストランに来るのは会社の役員や社長といった大物クラスばかり。そういった客層に失礼がないように徹底的に接遇を叩きこまれた結果。大人相手にも物怖じしないコミュニケーションが出来るようになっていましたし、その経験を活かして学内で大勢の人の前で話をしたり、ゼミ生に好かれる好青年になっていました。

初めて作らせたカクテルは水っぽかった(シェイカー振るのが下手だった)のをずっといじってましたが(笑)

また初任給にも大きな差があります。高卒はその結果

若いうちから使えるお金が少ない=成長の機会をみすみす逃している

高校生はそもそも校則でバイトが制限されていたり、最低賃金のバイトしかなく、蓄えがあったとしても雀の涙。いきなり社会に出てハラスメントにさらされ、すぐやめる若者が続出。大した経験も実績もなく、働ければなんでもいいとまた最低賃金で働かせられる。地獄の転職難ループですね。

大卒なら最低月給19万くらいないとそもそも人は来ません。手取りだと17万円ほど。高卒は手取りだと14万円弱。そこから例えば月に交友費2万円を捻出出来るかというと答えはわかりきっていると思います。高卒は余裕がない。

時間的にも金銭的にも余裕がないと充実とは程遠い生活になってしまいますよね。函館の労働者でせめてN2に来てくれる人は幸福であれと思って接していますが、このブログを読んでいればまだまだ遅くありません。

バーで飲むことを習慣化しましょう。

仕事でもプライベートでも恋愛でも余裕のある方がうまくいきます。しいて言えば夢があればなお良いですね!バーは何を語っても大丈夫!最適の聞き手が常にいますので、まだ来たことない人は今がチャンスですよ!

多少盛っているところはありますが、多くの人が集まるバーで出来ない事の方が少ないです。三人寄れば文殊の知恵!

転職エージェントや婚活アプリに登録するよりN2に来ましょう。一緒に成長できる仲間やパートナーも見つかるかもしれませんよ。

なお、参考までに・・・

高卒と大卒では勤務年数4年とスタート時点で高卒がリードしているにも関わらず、生涯年収は4000万円ほど大卒が多いという統計が出ています。高所得者が多いほど税収も多いので市は潤うはずですが、函館に大学はあれど、大卒を雇う企業がいくらある?大学で学んだ専門知識を活かす場がいくらある?地元の学生が函館で就職したい割合はいくら?

公立はこだて未来大学の2021年進路状況です。

システム情報科学科を例にとります。昨今は一企業もマーケティングやHP作成能力が必要になってきています。専属のSEがいたり、構築されるシステムは人の成せる管理能力の限界を悠々と超えてきています。次代の飛躍に必要な人材達ですね。

2021年3月の卒業生214名中、函館への就職は5.31%。人数にして約10人。

Oh・・・

これじゃ若者の酒離れは進む一方!

まとめと結言

若者の〇〇離れといわれることのほとんどは興味よりも経済的困窮な場合が多いはず。特に函館はいまだにブラック労働が蔓延しており、平日にも関わらず飲み歩いているのは酒好きの高齢者かパリピばかり。健全な若者たちにはもっと奮起してもらいたいですね。

バーの魅力はまだまだ語り足りないですが、少なくとも私はバーの可能性に関しては盲信しているくらい好きなのでいくらでも語れます。

私は大卒ですが、正直遊び呆けていました(笑)大学では勉強についていけず、就職難のリーマンショックにぶち当たり国家資格の取得を諦め、より堅実な公務員の道へ進みましたが、途中で退職。

この時点でもう大卒と言うアドバンテージを失ったのでは?と思う人もいると思います。それは大きな誤りで、遊びながらも培った大学4年間での教養と様々な経験が今でも生きています。お酒好きもそのひとつ

当時は給料入ったらバーに行って、マスターと対等に話をして、女性や上司を連れてくる27歳って今考えても頭おかしいです(笑)

結局、努力と状況の改善には助っ人や理解者が必要です。一人でなんでも意思決定できて行動に移せたら苦労しません。人間は弱い生き物なので

自分の状況に悩みがある方は胸にずっとしまい込むより言葉にして吐き出しましょう。改善策は誰が持ってるかわかりませんが、少なくとも自分で見つからないなら人に頼るべきです。

バーはどんな目的で来ても結構なので、人と話すことの大切さを再認識できる場として不要不急ではないと声を大にして言っていきたいですね。